投稿

面で捉える

イメージ
 外構の設計ではコンセプト、動線計画、ゾーニングから始まり細部に落として行きますが、具体的に何を使ってという段階で 面で捉える という事をします。 外構ならではの考え方かもしれませんね。 個々の集まりだけでは空間としてまとまりなかったり、その後の管理が大変になったりすることもあります。 '使いやすさ' と '修景' と' その後の管理手間' を考えて面と点と線で組み立てる。 そこに樹木やパーゴラの立体感をうまく織り交ぜて奥行き感出せると段々深みが出てきますよ。

詳細設計と納まり

イメージ
 以前の投稿で基本構想してる時が一番楽しいかもと書いたことがあります。 何の縛りもなく好き勝手妄想してれば良いのならそりゃ楽しいですよね(笑)。 ただそれを形にしてこそプロというとき、各部位の詳細設計は必須です。 それを「納まり」と表現します。 この業界や建築の世界では毎日使う言葉ですがそうでなければ聞き慣れない言葉なのかもしれませんね。 この納まりを考えるのが大好きな設計士の方もいます。 自分はそうではありませんが(笑)。でも大切です。 以前ホテルの外構設計のお手伝いをしたときはクライアントにどうやったら伝わるか試行錯誤しました。 2次元の絵から立体的にイメージするというのはそれなりのトレーニングを必要とします。 それでも会話を重ねるうちに同じ絵を共有し出すものです。 必要なのは最後は対話ですね。 自分がデジタル人間で3DのCADをスマートに使いこなせりしたらもっと早く距離が縮まるのかもしれませんが(笑)。

屋上庭園、屋上緑化

イメージ
屋上庭園について相談を受けることも多くなりました。  ESG投資も拡大傾向にあり、企業は環境配慮への意識をより高く持っているかどうかが評価の指標の一つになっています。 個人邸は企業とはもちろん違いますのでご自身の身の丈に合わせて楽しみながらということが前提であるべきです。 地面から離れて育てるということは地上で育てる以上に気をつけることは多くなります。 排水、灌水、根づまり、風への対策に加え建物にかかる荷重、防水、ルートガードなど設計段階で建築設計と同時に考えるべき事も多くあります。 地上と違って建物の中を通らないと庭に出られないことも多い屋上庭園は管理など頼みたくても外の人を入れることに抵抗を感じることもあります。 つくる事だけでなく続ける事を意識して、設計段階でしっかりと専門家の意見も聞き取っていただきたいと思います。 屋上緑化の技術や製品も格段に良くなっています。 しっかりプランを練り上げることで出来ることはきっとあります!

緑を所有するのか共有するのか

イメージ
 植物を使う空間づくりを学ぶのに個人のお宅のお庭をつくらせていただくことは最高の学びの場です。 本当に多くのことをたくさんのお庭に関わらせていただくことで学ばせていただきました。 と同時に時代の変化や価値観も変わる中、今後の緑の在り方やその時の個人庭園の持つ意味といものも考えさせられます。 今は、特に若い世代はモノを所有するということに執着がありません。 車も所有からシェアとかカープールという形に変化してゆくのだと思います。 緑は? 植物の勉強を始めた30年前、訪れる人や家の前を通る人へのマナーとして、または品性やステータスの表現として設られる個人のお庭も少なくありませんでした。 今は自分自身の安らぎのため、自分の生活を豊かにするためという方が圧倒的に多くなっています。 所有する敷地の中で全てを完結して他と比較するという時代ではもうないですよね。 周りに素敵な緑が広がっているならその緑を共有して自分の緑と繋げてしまえばいいんです。 そうすることが空間を豊かにするし、本人にも個人で完結するよりも大きなものを感じることができるし、環境にも生態系にも優しい。 個人で楽しむ部分とシェアして享受する部分。 うまく使い分けて自分も周りもハッピーに!

'しっとり'という表現がぴったりくるのはやはり日本!

イメージ
 しっとりしたという表現にはとても良いイメージを持っています。 海外でも素敵なガーデンはいくらでもありますし、水辺だったり雨が多かったりする場面もいくらでもありますが、'しっとり'という言葉を最初に思い浮かべたことは無かったかもしれません。 日本で感じることはよくあります。 何の違いなんでしょうね? 単に水が多いとか濡れた感じだとかいう問題ではない何かがあるんでしょうね。日本独特の。 とても良いと思います。 長くお世話になっているお庭です。   洋風の庭も好きですが'しっとり'した庭 好きです。  

エコロジカルコリドー わかりやすく言えば緑を繋げましょ

イメージ
 エコロジカルコリドーという言葉があります。 カタカナにされるとわかりづらい(笑)。 緑の回廊という言葉の方が何となく絵は浮かびやすいですね。 まぁエコロジカルコリドーを生態的回廊とも言ったりしますのでもう少し広義に使われるのでしょうか。 エコロジカルネットワークという言葉もありますが、こちらはより人と自然との良好な関係を定義するためのものですが、要は生態系が守られなくして豊かな暮らしはないということですね。 言葉はどうでもいいですが緑を繋げるということは大切です。 その緑が繋がっているか途中で途切れているかで落ちた植物の種が芽吹くか、ミツバチが蜜を運ぶか、鳥や虫が飛来するか大きく変わるそうです。 そう言われてじゃ一人一人が何できるのか? できる事から始めればいいんですね。 空いてる植木鉢に1ポット花植えて玄関先に置くだけでいいんですね。 みんながそれをすれば繋がるんです。 そこから動きが大きくなって家の前の街路樹桝を綺麗にする人が増えれば街歩きは楽しくなりますね。 管理するお役所さんは最初は少し困り顔するかもしれませんがすぐ慣れます(笑)。 自分たちで自分たちの街どんどん良くしてやろうという気持ちが広がることの方がよっぽど大きな意味がありますから。

芝生ならではの魅力、手間はかかっても

イメージ
プランに芝生を入れるかどうかは一つのポイントとなります。 ここ北海道では高麗芝ではなく寒さに強いケンタッキーを使うことが多いです。 芝生はイニシャルは安価で済みますが、綺麗に維持しようと思えばそれなりの手間とコストがかかってきます。 でも芝生ならではの、芝生にしかない魅力がやはりあるんですね。 施工後も長く良いお付き合いをさせて頂いているお庭です。 高麗芝よりも柔らかいターフは裸足で駆け回ったり寝転んだりするのにこれ以上ない気持ち良さなんですね。 その魅力とそれを維持するための手間。 ウ〜ン 悩むところです。  

花の拠点「はなふる」 花咲き誇ってほしいです。

イメージ
 去年の11月にオープンを迎えた恵庭市の道の駅に隣接する花の拠点「はなふる」。 全体監修を高野ランドスケープさんがされる中、ガーデンの一角の設計を担当させていただきました。 オープンしたものの11月の北海道は草花の植え込みには厳しく、この春から植え込まれる場所も多くあります。 去年植えられたもの、これから植えられる草花が咲き誇る姿を見るのが待ち遠しいです。 宿根草やグラス類は2年もすれば充実します。 シーズン中次々と花を咲かせ、冬には地上部のみ枯らして地中でエネルギーを貯めながら春をじっと待つそのサイクルは、北国にピタリとマッチします。 楽しみです! 植え込み 自分も手伝いに行こう。 https://www.city.eniwa.hokkaido.jp/kurashi/shiseijoho/hanatokanko/hananokyotenhanahuru/10587.html

再開発は劇薬だからこそ議論を重ねに重ねて

イメージ
 再開発というのは街の有り様を一変するかなりの劇薬です。 街の骨格自体を組み直すことでもあり、そこに暮らす方を中心に人々の暮らしも大きく変えうるものです。 だからこそ議論に議論を重ねる必要があります。 多くの人にその議論に参加してもらう努力が必要です。 その時に改めてこの街の将来像を思い描くんですね。 みんなでその思いを巡らせて共有することが大事なんです。 街は全ての人の財産なのですから。

施工が完了してからが新たなスタートになる植物の世界

イメージ
建築家の方や設計事務所と一緒に仕事させていただくのは大好きです。 元々キャリアが建築スタートである事もあって建物自体も好きですし、建物の内と外を、できれば設計の段階から一緒に考えることが非常に大事だと考えています。 施工後も長く良いお付き合いさせて頂いているお庭です。 でも建築とランドスケープ、特に植物の世界とでは大きな違いが一つあります。 植物の世界は施工完了が新たなスタートなんですよね。出来たときがほぼ完成形の建築との大きな違いです。 時が経つことが劣化ではなく成熟であると考えられるというのは幸せなことですね。