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京王プラザホテル札幌 レストラン前ガーデン

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今日は去年設計施工しました京王プラザホテルのレストラン「グラスシーズンズ」前のガーデンの確認に行きました。

植物たちの成長は順調!急速に景観は充実していっています。 後ろのフェンスに絡ませているツルバラとクレマチスも、早くもフェンス頂部に到達しているものもあり、目隠しに設置してあるスダレとハンギングも予想よりも早く外せるかもしれません。 レストラン名のグラスシーズンズのグラスはGLASSの方で草のGRASSではないのですが、何となくその響きからもヒントを得てバックに3種のグラス類がそよぐように修景しました。 そのグラス類が穂をつけ、輝いています。
ホテルという性格上、またここは地下があり実質屋上庭園のようなつくりであることから制約も多く、即効性も求められる難しい場面でしたが何とかうまくいっていることが確認できてホッとしました。
これからがますます楽しみです。

機会ありましたら是非ランチでも食べに行ってみてください!



   

歴史ある街並みと落書きと

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ヨーロッパでみかける残念なことといえばスプレーの落書きじゃないでしょうか。
古い建物を大切にする、広場を大切にする、電柱電線は埋設されている、日本人がうらやましいと思える要素がたくさんあるヨーロッパの街並み。


ドイツのとある街で。いい雰囲気です。
ところが足元見ると


以前イタリアに行ったとき、あこがれの街ボローニャのポルティコ(柱廊)のあちこちにスプレーで落書きされているのを見てショックを受けましたが、ドイツでも同じような光景が見られました。
まぁ自分も歴史ある城下町で生まれ育って、歴史ある土地柄のちょっと窮屈に感じる気持ちは理解できます。
このスプレーの落書きが似たような感情からのものかは分かりませんが、仮にそうだとしても残念過ぎます。

数年前にゆがんだ宗教観でイスラム国が世界遺産を破壊しました。
日本でも神社に落書きしたり油撒いたりとニュースになります。
長い歴史を積み重ねて今に至るものは一度壊したら取り返しがつきません。
誰の持ち物とか思想がどうだとかいう問題ではもうなくて、ここまで来たら地球の財産ですよね。
人間が愚かな過ちを繰り返さないための教訓でもあります。

社会への不満とか自分の信じる正義のためとか、そういったものと歴史の重みというものは全く別次元のもので、その表現の手段として歴史的なものを破壊するということは利己主義以外の何物でもないと思う。

地球愛を持たないと!!

世界規模のビスタ part2

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前回投稿の第2段 世界規模のビスタpart2は同じくドイツにあるヴィルヘルムスヘーエ公園内のカスケードから街を貫く大通り。


正直スケール大きすぎて写真に納まりきりません。
この写真の真ん中やや上方に写っているのがヴィルヘルムスヘーエ城です。
ヴィルヘルム1世が18世紀後半に建てたもの。

この城から山に向かって見上げたのがこちら。


この塔の先端に立っているのがヘラクレス像。ここからそこを目指して上ってゆきます。


ヘラクレス像の下の丸窓まで登ることができます。
この頂上から街を見下ろしたのが1枚目の写真となります。


城を通り越してまちを貫く超世界規模のビスタライン。
この街を手中に収めたと言わんばかり。
富と権力の象徴。
すさまじいスケール さすがはドイツ初代皇帝です。

週に1回このヘラクレス像の足元から流れ出した水が城の手前の池まで1時間半かけて流れ落ち、その高低差を利用した自然の圧力で最後にその池に大きな噴水を噴き上げる「水の芸術」ショーを見ることができます。


是非機会あれば一度訪れてください。そのときには必ずこのショーの日に会わせて。
こちらの公園は2013年にユネスコ世界文化遺産に登録されました。

世界規模のビスタ part1

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ヨーロッパでみた世界規模のビスタライン。
スケールがデカい!!

今回紹介するのはドイツのカールスアウエ公園。
中には現在レストランとして使われている18世紀初頭に建てられた城館オランジェリーがあります。

平日で雨模様だったせいもあってか人が全くおらずゆ~っくり時間を堪能できました。 そしてこちらがそのビスタライン。 外周をぐるり歩いて回れるよう園路が廻っているのですが、そこを歩いていると見えてきます。 見事でした。 でもこれで終わりではありませんでした。 しばらく見とれて再び歩き始めるとしばらくしてまた別の直線が。 こちらは水路でなく道が終わりなく続いている。 どういうことだ? なんで城館を芯にして一本のビスタラインにしなかったんだろう? 歩き続けてその城館までたどり着き、正面から広い公園全体を俯瞰してその謎が解けました。  分かりますか?   中心に2つ目に紹介した道が続く直線ラインがあり、それを中心に左右に水路の直線ラインが伸びているんです。
歩きながら近くで見ていると全体が良く分かりませんでしたが、要は城館からの芯を中心に3本のビスタラインがつくられているということです。

その直線の間を埋める森もまた見事なボリュームのため全く想像できていませんでした。

次回また別の世界レベルのビスタライン紹介します。


根上がり

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日本ではよく問題になる街路樹の根上がりの問題。 要は狭い植え桝に植えられた街路樹が成長とともに根を伸ばせる場所がなくなり、苦肉の策で水と空気を求めて地面の近くや縁石の下なんかに根を伸ばした結果、舗装や縁石を持ち上げてしまうことです。 ドイツの街を歩いているとその根上がりをほとんど見かけないんですよね。 なんでだろ。 一番よく見かけるのがプラタナスやシナノキですが、その植生からなのか、はたまたヒコバエをすぐに切除することでミティゲイトできるのか、それとも最初から根系用の耐圧基盤を用意しているのか。


おまけにこんなものも見つけました。

一体どうやって石を積んで、どうやってそれでも樹木が生きるようにやったのか。 ん〜 知りたい。 ドイツ人 何か知ってるな。

環境先進国の不思議

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ドイツに来ています。
環境先進国としてドイツから学ぶことは多いということで何冊か本も読みました。
実際には自然エネルギーの安定供給にはまだ課題も多いのがドイツですら現実ということですが、それでも国家レベルでそういう動きができることがまずスゴいと思います。
きっとドイツ人の我慢強い国民性もあってのことなんだろうなと本を読みながら想像していました。
でも実際来て一つ疑問が。

確かに芝生軌道を走行するトラム(実際は芝生は大分雑草に近くなっていますが)があったり、緑や川を大切にしている様子が見られる一方で、ドイツ人は喫煙率が高いと思う。 それに加えポイ捨ても多い!
国民も納得して国をあげて環境への配慮を叫んでいるんだと思っていたんだけど、このタバコはどう説明するんだろ。 責めてる訳でも、環境を叫ぶドイツを否定してる訳ではないです。
単純に不思議だな〜と思ったのです。