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Before-After QOLの向上を目指して

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植物との触れ合い方は様々です。 中には植物の成長のスピードに圧されて疲れてしまう方もいます。 できれば身の丈に合った付き合い方を見つけて、その事で生活の質が高まることに繋がってほしいし、そのお手伝いをしたいと思っています。 以前施工したマンションの1階部の前庭になります。 施工前はこんな感じでした。 ご夫婦で住んでおられるこのお宅は、一面覆う植物の勢いに疲れてしまっていました。 病気された事もあり、それでも植物は好きで、どうバランスを取ったら良いのか相談を受けました。 庭のデザインをする時には必ずクライアントがその庭に佇む姿をイメージして絵を描きます。 ただきれいで、でも落ち着ける場所がないという庭をそのまま綺麗な状態で維持するのはなかなか難しいことだと思っています。 スケールの大小は関係ないんですね。 お庭改修した後、しばらくしてからも感謝していただいている様子を伝えていただきました。 一番うれしいことです。 数字にすることが難しい(数値化する努力は必要ですが)恵み、力が植物には確実にあります。 ちょうど良い付き合いを見つけて量より質、QOLの向上につながる空間づくりにこだわりたいと思っています。

絵の表現と成長する植物と

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 空間設計とは当然現状と異なるものを提案してクライアントの思いとすり合わせることになります。 クライアントに夢を感じてもらえずにプロジェクトが進むことは決して良いことではありませんが、だからといって現実から外れた絵を描いてはトラブルになりかねません。 植物を使っての空間づくりはどの段階の絵を描くか、ひとつポイントになります。 変化と成長を続ける世界です。 自分は2〜3シーズン先の絵を描きます。 その後の成長は言葉で伝えます。 京王プラザホテル札幌でのプレゼで描いた絵です。 そして施工直後の写真。 そして2年後。 草花は動き出しも早いですが、樹木は新しい環境に馴染んで動きだすのに1シーズン以上かかります。 なかなか納得いく絵が描けることはありませんが、関係者全員が同じビジョンを持つ、一つのきっかけになるような絵が描けるように精進したいと思います。

地に根差すデザインを

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 植物を扱う仕事もさまざまなステージがあります。 育てる、計画する、デザインする、施工する、管理する。 幅が広過ぎて全てに精通するには死んでも勉強ですね。 同じデザインするでも地植え、コンテナ、ハンギング、切り花、生花、リースなどでは全く異なる考え方、センス、技術が求められます。 比較してどうこうではなく別物です。 自分は植物を使っての空間デザインがメインですので、その中では地植えが中心となります。 地面に植えることを前提とする以上、取ってつけたようなものでなく、地に根差すデザインを目指したいと常々思っています。 建築からスタートして植物の世界に転身したきっかけのひとつに、映画『天空の城ラピュタ』がありました。 マジメな話(笑) その中でシータの言った '土から離れては生きられない'  というセリフ。 なかなか建築業界にい続ける姿をイメージできず苦しんでいた自分を見事に貫いてくれました。 土に根付いて生きられる空間  これからもこだわっていきたいと思います。