外の空気を吸いたくなる空間へ


 建築との関係、内と外との繋がりというのはゾーニング、動線計画を考えるときには特に強く意識します。

内にいるときも外を感じられる、思わず外に出たくなる、そういう空間好きです。

一時 福祉住環境の一環で介護の勉強をしていた事がありました。

そのプログラムの中には実習もあって何日間か実際に施設で働かせてもらいましたが、その施設から見える外の景色には全く内と外のつながりを感じませんでした。

申し訳程度にある庭は手を入れられず、全ての窓は事故が起こらないよう常に閉ざされていました。

スタッフさんが悪いんではないんです。

みなさん手一杯の仕事を抱えて、それでも笑顔で働いていて、それは尊敬に値します。

認知の方もいるので事故を心配するのも当然です。

ただそういう施設の利用者の多くは土に触れるのが当たり前で暮らしてきたであろう年配の方です。

理解はしても寂しさは感じました。

たとえ実際に外で過ごすことが難しくても、なんとなく気持ちは外を感じて解放的になれる。

できれば最後の最後まで。

そういうのいいですよね。


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